＜大相撲大阪場所＞◇十一日目◇18日◇東京・エディオンアリーナ大阪
前頭四枚目・炎鵬（宮城野）が前頭二枚目・徳勝龍（木瀬）を突き落としで破り、4勝目（7敗）をあげた。
徳勝龍が早く立ってしまったため、やり直しとなった一番。その際徳勝龍が手を前に出して立ったため、解説を務めた元小結・旭道山は「相手を止めて、前に置こうとしていますね。横に変わったりさせないように、前に置きたいと」と徳勝龍の作戦を分析。
手の内がバレてしまう格好となったがそれを物ともせず、仕切り直しの立ち合いでも真正面でぶつかり、そのまま土俵際まで突き進む徳勝龍。しかし、土俵際で炎鵬がひらりと右に交わし、徳勝龍はそのまま土俵に倒れ込んだ。
行司軍配は炎鵬に上がったが、物言いが付き審議に入ることとなった。土俵際で炎鵬の足の指が先に出たかどうかが争点となったが、審判の元大関・魁皇の浅香山親方が土俵際を指差しながら土に指の跡が付いているかを入念に確認し、結果は軍配通り炎鵬の勝ちということになった。
視聴者も「爪が出てるか？」「どっち？」「めっちゃチェックしてる」「映像じゃわからんな」と固唾を飲んで審議を見守っていたが、結果が出ると「納得」「誰も文句ないと思う」「ぎりぎり残っていた」と納得した様子だった。旭道山も「厳格に審判部が見ているのがうれしいですね」と厳正な判断を称賛した。
（AbemaTV／大相撲チャンネルより）
▶【映像】「爪が出た？」炎鵬が土俵際で逆転勝利（1時間6分頃～）
