ボートレース場での実況。各場で特色がある実況はファンにとって楽しみの一つでもあり、とりわけボートレース児島のそれは個性が強いことで有名だ。AbemaTV「アベマde週末ボートレース~Friday~」のワンコーナー「ボートスクープ」では、そんなボートレース児島の名物実況アナ・椛島健一を紹介した。
▶映像:一度は聞きたいボートレース児島の名物アナ
ボートレース児島の主審室。水面が見渡せるこの部屋で、レース実況は行われている。沖縄、特に宮古島が好きだという椛島は「小さいころからボートレースが好きだった」とのこと。「ボートレースに関連する仕事ができたら」との理由で実況アナという職を選んだとにこやかに答えてくれたが、レースが始まると一転、鋭い目付きに変わった。
立ったままジェスチャーを加えた、迫力ある太い声での絶叫系アナウンス。時には咆哮とも嗚咽とも取れる声を発することもある一方、レース終了後は「以上、児島第1レースでした」などといきなりかわいい声色に切り替わる点も大きな特徴のひとつで、このギャップもファンには喜ばれている。
これは「実況が終わると(着順の)確定放送がある」「テンションが高いままだと間違えるので、落ち着かせるためにトーンを下げる」ためだと椛島。さすがはプロフェッショナルといったところだが、新人の頃は、今とは違って普通の声で実況していたという。「お客さんに楽しんでもらえるためには、どうしたらいいか」。考え抜いた末に辿り着いたのが、現在のクセが強すぎる実況なのだそうだ。「特にボートレースを知らない人に楽しんでいただきたい」。笑顔で話した椛島は、自身の実況をモノマネされることにも「嬉しい」と感謝。「喉にだけはお気を付けください」と相手を慮る優しさも見せた。
(AbemaTV/BOATRACEチャンネルより)