22日にさいたまスーパーアリーナで開催される「K-1 WORLD GP2020 JAPAN~K’FESTA.3~」の公開計量と記者会見が21日に都内で行われ、スーパー・フェザー級スーパーファイトで登場する武尊(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST)が取材に応じ「身体の動きやスタミナ、キレや反応など全体的に昨年ケガをしたとき以上の強さを感じられるようになった」と仕上がりへの自信を口にした。
今回はISKA世界ライト級王者であるアダム・ブアフフ(モロッコ)とのダブルタイトルマッチに臨む予定だったが、直前で対戦相手がペッダム・ペットギャットペット(タイ)に変更に。そのことについて武尊は「僕の格闘技人生はアクシデントやハプニングが多い。またそれを乗り越えて今があるので自信はある。その中で観ている人にパワーを与えるのがプロの仕事。変わらずにそれを遂行したい」と語った。
さらに武尊は「格闘技は苦しみや痛みが直接わかる競技。一番、それを乗り越えるパワーが伝わりやすいので、今の時期にピッタリだ」と心境を語ると、対戦相手のペッダム・ペットギャットペットの印象については「いい目をしていた」と言及。
さらに「試合スタイルもファイターなので、気持ちが強いだろうとも感じた。ムエタイの世界でチャンピオンになれるのはごく一部。そのチャンピオンベルトを獲った選手と戦えるのは、自分にとっても財産になる。この試合を糧にして、次に行きたい」と続けた。
ただ、カード変更に伴って試合順も変更に。そのことについては「K’FESTAは1回目からずっとメインを務めてきた。仕方がないが悔しい気持ちはある。試合内容で『やっぱり武尊の試合がメインだったな』と言われるような試合で勝ちます」と静かに闘志を燃やした。