新型コロナウイルスの感染拡大に伴うマスクの需要に対し、転売ヤーと呼ばれる人たちがネットで転売を繰り返していることが問題視されている。これに対し、政府は転売を禁止(違反者には1年以下の懲役か100万円以下の罰金が科せられる)する措置を講じた。この問題について、3月19日のAbemaTV『NewsBAR橋下』でも、橋下徹氏と経済学者の竹中平蔵氏が言及した。
竹中:教科書によく出てくる例だが、雨の日に傘を高く売るのはどうなのか、という問題がある。普通、そういうことはしない。なぜなら評判が悪くなり、誰も買ってくれなくなるからだ。そういうペナルティの科し方が正しいだと思う。マスクの転売はけしからんとは思うが、だからといって法律で禁止するというのが良いことだとは思わない。だから今回のニュースを聞いて驚いた。程度問題はあるが、リセールというものは認められている場合があるし、それは買う人にとっての価値なのだから、グレーゾーンを作って柔軟に認めてあげるのがいい社会だと思う。