これぞ超一流の思考だ。生涯獲得賞金22億円超えのレジェンドボートレーサー・植木通彦が3月28日、AbemaTV「アベマde週末ボートレース~Saturday~」に生出演して、勝負の極意を説いた。
▶映像:超一流アスリートも緊張する「7割できれば勝てる」という心境
「みんな、緊張に弱いと思う」。番組ご意見番を務める現・ボートレースアンバサダーの植木は、共演のお笑い芸人・平成ノブシコブシの徳井健太から「緊張に強いタイプと弱いタイプっていますよね」と番組指定レース出走前に質問されて、このように回答。どんなボートレーサーも常にプレッシャーを感じており、「緊張に強いタイプはいない」と断言した。
植木曰く、数々の金字塔を打ち立てられたのは「僕以上に、緊張に弱い人がいたから」とのこと。自身も「緊張に弱い」そうだが、徳井の「たまに緊張感を味わっている人がいますよね」との意見には「(現役時代)途中から分かった気がする」と同意し、努力と経験による自信からか、「緊張を楽しみたい」と感じることはあったと述べた。
徳井は緊張に直面すると「普段通りって、一番普段思わないことを思い出す」そうで、「あれ、ヤバいですよね」と笑いながらコメント。これを聞いた植木は「レースは7割できれば勝てるという気持ちでやっていた」と回想し、「100%やろうと思うと、自分のパフォーマンスができない」とも続けた。徳井から「残り30%は偶然のひらめきとかってことですね」と質問されると、「そうですね」と即答。一流アスリートの思考に、共演者たちは頷くばかりだった。
(AbemaTV/BOATRACEチャンネルより)