無症状だからといって感染していないと言い切れない新型コロナウイルス。感染拡大を食い止めるため、国や自治体が特に外出自粛を求めつづけているのが「若者」だ。しかし、専門家会議の尾身茂副座長が1日、「市民の皆さんへのメッセージが十分届かなかった。あるいは十分理解されなかった」と述べたように、危機感の足りない若者も少なくないようだ。
実際、Twitter上には「普通に遊びに行って来た!」「客が来ないと店もかわいそうだからあえて飲みに行ってきまーす!」「マスクして地方に帰省しているよ」「コロナ?知らね。毎日こんなクソみたいに人口密度の高い満員電車に乗ってたらとっくに感染してるやろ」「自粛を求めるなら生活保障くらいしなきゃ餓死する人出るよ。自粛したくても自粛できない」「ぶっちゃけ若者は重症化しないって言われてるのに自粛する意味わからん。どうでもいい」といったものがある。渋谷で聞いてみても(3月31日)、「若い奴らはやっぱ飲みに行くね。気にしてないよ」「“自粛”は行くよ。“絶対出てはいけません”くらい言ってもらわないとね」と、要請を意に介さない若者たちの姿が浮かび上がってくる。