<高知競輪場:よさこい賞争覇戦>◇G3◇7R S級二予B◇3日
準決勝進出を賭けた二次予選Bで超高額配当が飛び出した。伊藤裕貴、鈴木幸紀(ともに三重)の三重ラインに人気が集まっていたこのレース。序盤レースをリードしたのも三重ラインだったが、最終周回で地元の宗崎世連(高知)が7番手から仕掛けると、伊藤と激しい先頭争いに。
そんな間隙を突いてゴール直前に差し切ったのが、宗崎の番手についていたベテラン・石毛克幸(千葉)。2着には伊藤の番手についていた三重の鈴木が。3着には最も人気を落としていた吉田勇人(埼玉)が入ったことで3連単は一気に跳ね上がり、312番人気の1-9-8。12万2500円。2車単も39番人気で1万690円とW万車決着となった。
2着以内が準決勝進出の条件という二次予選Bを制した石毛は、「正直厳しいと思ったけど、前の2人が頑張ったおかげでなんとか届きました。最後は内に行ったのですが、意外と車が伸びてくれました。最近(自転車の)フレーム変えて調子が良くなっているので、このままいければ。(準決勝は)メンバーが良くなってくると思うが、何とか決勝に進めれば」と語った。
2005年にはG2「ふるさとダービー」を制したこともある石毛が、準決勝でも波乱を起こすか。