<高知競輪場:よさこい賞争覇戦>◇G3◇10R S級準決勝◇4日
2018年の賞金王・三谷竜生(奈良)に人気が集まった最初の準決勝。打鐘が鳴って佐々木豪(愛媛)が仕掛けるも、三谷竜生(奈良)が瞬時にブロックしながら先頭へ。最終周回で早坂秀悟(宮城)が捲り、佐々木がその流れに乗って再び仕掛けるも三谷が合わせる形で見事捲りきり、人気に応えた。
2着には三谷の番手についていた近藤龍徳(愛知)が。3着には佐々木についていた山中貴雄(高知)がゴール直前で裁き、決勝戦の切符をもぎ取った。
決勝一番乗りした三谷は、「勝ち上がれて良かったです。中団の作戦はなかったのですが、佐々木(豪)くんが来るのが遅かったので先に切ろうと思ったら突っ張られる感じで踏まれたので、キツかったです。番手ハマってから、そこまで余裕はなかったけど、佐々木くんが来たのでしっかり前に踏まなきゃ駄目だなと思いました」と振り返った。
500mバンクの高知は苦手という三谷。「(高知は)父(元選手の三谷典正)が走るのが好きというので話を聞いてきたけど、あまり参考にはならなかった(笑)。今日もしんどいレースだったけど何とか。しっかり優勝できるように頑張ります」。決勝は単騎での勝負になりそうだが、苦手バンク克服となるか。