新型コロナウイルスの感染拡大が、大学生たちにも深刻な影響を与えている。学生団体が実施した緊急調査によって、多くの学生が「学費が払えない」「生活が苦しい」という危機に直面しているという現状が明らかになった。
関西圏の大学で構成する「大学スポーツコンソーシアムKANSAI」の実態調査によると、回答した大学生約1400人のうち74.8%の学生が4月以降のアルバイト収入について「減少する可能性がある」と回答。また、4月以降の家族の収入についても、55.6%の人が「減少する可能性がある」と回答した。その他にもアンケートによって、「授業への不安」を83.9%、「就活への不安」を68.2%、「卒業のための単位取得への不安」を61.7%の人が感じていることが明らかになった。