新型コロナウイルス感染拡大の影響で多くのお店や施設が自粛するなか、茨城に構えるあるサバゲ―施設がとった秘策がSNSを中心に話題となっている。
茨城県・牛久市に4500坪という広大な敷地を持つ、サバイバルフィールド「EDGE」は、サバゲ―初心者にも優しい施設として有名だ。しかし今月初旬の緊急事態宣言を受け、営業自粛をHPで発表。施設利用者からは多くの心配な声が集まり、「寄付で支援したい」などと温かい声もあったという。そんな厳しい状況を救ってくれたのが、タケノコだった。
担当者は「いつも廃棄していたタケノコがある」と思いつき、広大な敷地で育つタケノコを販売することに。一箱7~8本入り/3000円(送料込み)で売り出し、これまで100箱を出品、完売となった。現在もヤフオクやメルカリにて販売しているという。
担当者は「タケノコを販売したところ、サバゲ―愛好者や常連さんたちが購入してくださったので、とてもありがたかった」と感謝のコメント。さらにNHKが取材をしてくれたこともあり、今では一般のお客様からの注文も増えているのだとか。「このタケノコ販売で少しでも恩返しができれば…と今後も掘り続けます」と意気込んだ。
こうした秘策にSNSでも「こういう取り組みがきっかけでサバゲーが紹介されるのは良いこと!」「マジのサバイバルゲームだ!」「茨城の貴重なフィールドなので頑張ってほしい」などの声があがっている。
コメンテーターの若新雄純氏(プロデューサー)も、この取り組みに「商売として代わりになっているというよりも、お客さんや世の中との繋がりが途絶えていないということだと思います。お店を閉めてしまうとお客さんや社会との関わりが切れてしまう。しかし今回の取り組みは(営業中と比べ)十分には儲かってないかもしれないが、お店と社会が繋がり続けられる、関係を切ってしまわないということが大事なんですね」と語っていた。(ABEMA/『けやきヒルズ』より)