<武雄競輪場:大楠賞争奪戦>◇G3◇12R S級初特選◇23日
今年は早くもG3を2回、G2を1回制し絶好調の松浦悠士(広島)など、S級S班の選手が4人揃い豪華メンバーとなった初日特選。
レースをリードしたのは地元の山田英明(佐賀)。最終2Mで3番手につけていた郡司浩平(神奈川)が捲くると、最終バックストレッチで山田を捕らえ先頭へ。そしてそのまま押し切り、神奈川ラインがワンツーフィニッシュを飾った。人気の一角を担っていた松浦は、先行の宮本隼輔(山口)がなかなか仕掛けられずに苦しい展開になるも間隙を突き、3着に滑り込んだ。
見事押し切った郡司は、「(番手の松坂洋平とは)最近連携が多いので、相性は良いと思います。誰かがぶっ飛んでくるかなと思ったけど、山田英明さんも地元だけあって腹を括って仕掛けてくれたので。あとはかぶらないように自分のタイミングで行ければなと思っていました。自力で踏み込んでからはキツかった。(風が)向かっているところと流れるところがあって、変なバンクでした。決勝戦と同じようなメンバーなので、この中で1着取れたのは良い弾みになります」と、自信を深めていた。