<武雄競輪場:大楠賞争奪戦>◇G3◇8R S級二予B◇24日
東京五輪出場を目指して、トラック競技に専念していた深谷知広(愛知)がファンの期待に応えて勝利を飾り、準決勝に駒を進めた。
打鐘と共に仕掛けて、先頭に立った深谷。ナショナルチームで鍛え抜いたパワフルな走りで他を寄せつけず、見事逃げ切り初日のリベンジを果たした。
2着には深谷の番手についていた北野武史(石川)が入ったこともあり、2車単は1番人気の7-2。250円。3連単も6番人気。7-2-3で2230円と本命決着となった。
復帰初勝利となった深谷は、「(実戦は)8カ月空いたということで昨日はふがいないレースだったのですが、今日はしっかり調整できたと思います。(バンクは)風も感じなくて、比較的良いコンディションだと思います。番手の先輩(北野武史)がうるさかったので(笑)、早めに先行するようにしました。ポジションもしっかり取れたので、4コーナーからは後ろ(を走るラインを組む選手)がちぎれないように意識しました。本場を走っていてお客さまの歓声が聞こえないのは寂しいけど、自分たちは迫力あるレースで競輪界を盛り上げられるように頑張りたい」と気合を入れた。