<武雄競輪場:大楠賞争奪戦>◇G3◇10R S級準決勝◇25日
地元の山田英明(佐賀)とラインを組む中川誠一郎(熊本)の九州ラインに期待が集まった最初の準決勝。打鐘が鳴り、勝負に出たのは特昇でS級に昇格した勢いに乗る小林泰正(群馬)と地元の山田。小林の番手につけていた藤原憲征(新潟)にブロックされ山田が失速したのを見て、野原雅也(福井)が捲って先頭へ。そのまま最終周回を逃げ切った。2着には6番手から立て直した人気の山田が。3着にはベテラン山崎芳仁(福島)が入り、決勝の切符を掴んだ。
逃走劇を決めた野原は、「日に日に良くなっているような気がします。(バンクの)ホームはキツく向かい風です。展開が向きました。初のG3優勝目指して頑張ります」。強豪揃いのメンバーの中、初記念制覇となるか。