<武雄競輪場:大楠賞争奪戦>◇G3◇11R S級準決勝◇25日
初日特選を制した郡司浩平(神奈川)が圧倒的人気を集めた2つ目の準決勝。最初に仕掛けたのは、ナショナルチームの意地を見せたい深谷知広(愛知)。打鐘が鳴って発進して先頭に立つと、レースをリード。最終2コーナーで人気の郡司が勝負に出ると、番手の選手も追いつけないほどのスピードで深谷も捲りきり、完全優勝に王手をかけた。
先行していた深谷が2着。深谷の番手につけていた村上博幸(京都)も3着に入り、実力者3人が決勝に駒を進めた。
オール1着で勢いに乗る郡司は、「自分が仕掛けたいタイミングでちゃんとできている。上手く風にもスピードに乗せられました。最悪突っ張られても外並走で行こうと思ったけど、引いてくれたので。ココと思うところで仕掛けられているので、調子が良い証しですね。今回は優勝するつもりで来ているので、決勝に乗れて安心しました」と、完全優勝宣言が飛び出した。