優勝賞金1億円を獲得した直後、チャンピオンは落胆していた。4月28日にABEMAで放送された、競輪界を代表するスター選手5人のリモート飲み会特番「ぶっちゃケイリン」で、KEIRINグランプリ2019を制したS級S班所属・佐藤慎太郎が、優勝直後の心境を「ぶっちゃけ」た。
佐藤は2019年、13年ぶりのグランプリ出場で、史上最年長での優勝を果たした。賞金1億340万円(副賞含む)を獲得、年間獲得賞金は1億8873万3400円とし、自身初の賞金王にも輝いた。番組では冒頭から出演し、この日MCを務めた“競輪大好き芸人”どりあんずから「チャンピオン!」と迎えられた。
「ぶっちゃけ話」をするコンセプトの下、番組は出演者全員が好きなお酒を飲みながら終始テンション高く進行した。中盤を過ぎて2019グランプリの話になり、「賞金の使い道は?」「最近の一番高い買い物は?」と、賞金王である佐藤のお金の動きに共演者は興味津々。しかし佐藤は「日本は税金が高いんで…。あんまり高いもの買ってないです。今後何か買おうかなというのも考えてないですね」とトーンダウン。
またレース直後に話を戻し、「グランプリ終わった日の午後6時に税理士からすぐに電話があって、『優勝おめでとうございます。バーっと計算したんですけど、佐藤さんの来年の税金がこれくらいになります』って言われて、テンション一気に下がりました」と当時の心境をぶっちゃけた。これには共演者に爆笑が起こり、また「確定申告しないといけないからなw」「高額納税者あるある」「(年度末の)12月30日だから節税もできないしね」とコメントが投稿され、ファンの同情を誘っていた。
さらに佐藤は「まあ、全部寄付してもいいかなと思うんですけどね」と軽口を叩くと、共演者の顔色が変わり、「全部録画されてますよ」と突っ込まれた。これには「ええっ!?」と大げさに驚くリアクションで、場を和ませた。
佐藤はこの年、最優秀選手賞を獲得し、競輪界の頂点に立った。番組では渋味のある男の魅力に加えて気さくなユーモアで、共演者を盛り上げていた。
(ABEMA/競輪チャンネルより)