世界初となる将棋のビデオチャット対局が4月30日に行われ、“地球代表”との異名を持つ深浦康市九段(48)が、“将棋星人”とも呼ばれる藤井聡太七段(17)に敗れ、地球防衛はならなかった。
この対局は日本将棋連盟会長である佐藤康光会長(50)を中心に、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、公式戦が延期になったこと、それを悲しむファンに向けて楽しみを提供するためにABEMAと企画、実施したもの。本局の他にも、注目棋士の超早指し三番勝負や、レジェンド棋士3人による巴戦なども行われた。
2日間の企画で、1日目のラストとなった深浦・藤井戦だが、両者ともビデオチャットでつながり対戦。深浦九段の背後には、地球代表のお守りでもあるような地球儀が置かれており、これには「どこの家庭にもある地球儀です。ちょっと寂しくて殺風景だったので」と笑いながら説明した。この地球儀には、勘のいいファンがすぐに気づき「地球儀w」「地球代表だからか」「地球を守るんだな」と大騒ぎ。だが、対局結果は藤井七段に軍配が上がり、地球侵略を許すことになってしまった。
それでも粘りが信条の深浦九段だけに、リベンジの機会が訪れれば地球奪還に向けて、死力を尽くして戦うことだろう。
(ABEMA/将棋チャンネル)