スタートはコンマ何秒の世界 ボート―レーサーは「風」を読み「空中線」と「標識」に注目
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 ボートレースのスタートは、決められた時間内(0~1秒)にスタートしなければならない「フライングスタート方式」を採用。スタンド中央の大時計が0秒を示す前に通過すると「フライング(F)」、1秒以上遅れて通過すると「出遅れ(L)」となり、どちらにも厳しいペナルティが課される。まさしくプロフェッショナル。ボートレーサーはコンマ何秒の世界で競い合っているわけであり、ABEMA「アベマde週末ボートレース~Friday~」5月1日放送回では、そんなボートレースのスタートについて紹介した。

▶映像:0.1秒を争うボートレーサーのスタート

 やはり、最も気になるのはボートレーサーがフライングや出遅れを避けるために注目するポイントだろう。番組内で鈴木雅希選手は「空中線と看板(標識)」、石田貴洋選手は「標識」と回答。ボートレース場には必ずスタートの目印となる標識と空中線が設置されており、選手たちはそれらを確認しながらスロットルレバーを握るのだそうだ。標識は4本で、スタートから100メートル地点には黄色、80メートル地点には青色。残り45メートルには再び黄色の標識があり、ラストは赤色の標識で残り5メートルを知らせてくれる。標識と連なる空中線も同色で、どこからでも距離が分かるように工夫されているそうだ。

スタートはコンマ何秒の世界 ボート―レーサーは「風」を読み「空中線」と「標識」に注目
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 「最終確認は45メートル。2秒前で自分がどこにいるかで、行く行かないかを決めている」。こう答えたのは、安定した速いスタート力に定評のある石渡鉄平選手だ。「85メートルでは、150メートルではどういう見え方だったのかを練習で覚えておいて、(本番との景色の違いで)スロットルレバーを握るタイミングを何秒にするか決めている」とのこと。「風向き」や「レース場」によって、そのタイミングは毎回違うのだそうで、「練習である程度、掴んでおく」ことが大切とも続けた。

 石渡選手曰く、好スタートの秘訣は経験則からの「風の読み」。その風に応じて緻密な計算をすることで、「タイミングを決めている」のだそうだ。このように、選手たちは日頃の練習と努力でベストな感覚を身に付けて、本番に挑んでいるのである。

(ABEMA/BOATRACEチャンネルより)

▶映像:女子アナ・瀧山あかねの隠れナイスボディ

ナイスボディが判明した瀧山アナ
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ボートレースの真骨頂「スタート」
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