将棋の竜王戦1組出場者決定戦が5月8日に行われ、久保利明九段(44)と稲葉陽八段(31)の対局は、午後6時から40分間の夕食休憩を終え、夜戦に入った。本局の勝者は、1組3位として本戦出場が決まる。両者は過去8回対戦し、稲葉八段の5勝3敗。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、日本将棋連盟では東西遠征等、対局者の長距離移動を伴う対局などを延期しており、また東西の将棋会館での対局も1部屋1対局以下に抑えるなどの対応をしている。本局は関西所属の棋士同士で、場所も関西将棋会館だ。
対局延期の影響もあり、両者とも2020年度の対局はまだ数少ない。2019年度は久保九段が21勝23敗、勝率.4772、稲葉八段が22勝21敗、勝率.5116と、ともに5割前後に留まっただけに、今年度は勝ち星を大きく先行させて存在感をさらに示したいところだ。
1組からはランキング戦の決勝進出者2人のほか、出場者決定戦で3~5位を決定、計5人が本戦に出場する。昨日行われたランキング戦決勝では、羽生善治九段(49)が3度目の優勝を飾った。
本局の持ち時間は各5時間で、先手は久保九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
久保利明九段 親子丼(温そば) 稲葉陽八段 肉なん定食(うどん)
【夕食休憩時の残り持ち時間】
久保利明九段 1時間37分(消費3時間23分) 稲葉陽八段 1時間31分(消費3時間29分)
(ABEMA/将棋チャンネル)