▶動画:倍満、役満テンパイの息詰まるオーラス
予選A卓を2着で通過し決勝卓に進んだ滝沢は、親番である東4局1本場で、ツモ・平和・三色同順・純チャンの1万8000点(+300点)という会心のアガリ。点棒を5万点台に乗せ、トップ目に立った。
それでも決勝卓に残ったのは勝又健志(連盟)、白鳥翔(連盟)、朝倉康心(最高位戦)という全員がMリーガーという強豪揃い。中でも朝倉は予選B卓で役満・大四喜をアガるなど勢いをつけており、優勝の行方は最終盤までもつれた。
オーラスも大詰めを迎えたところで逃げ切りを狙う滝沢に対して、朝倉は清一色・平和・一盃口・ドラというリーチなしでも倍満テンパイで追撃。さらに勝又も流局ぎりぎりに役満・四暗刻をテンパイするなど、大逆転劇の可能性を最後まで残す大接戦に。新型コロナウイルスの感染拡大により、数多くの対局が中止・延期になる中で、ファンも大興奮となる名勝負が繰り広げられた。
優勝を勝ち取った滝沢は「(牌が)勝て、勝てと来ていました」と振り返ると、現行システムでファイナル未経験だったことには「こんなに出してもらっていたのに。(これまで)いい斬られ役だったのかなと。でも、よかったです」と喜びを噛み締めていた。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)