ボートレースは水上の格闘技とも呼ばれている。水面ギリギリを約80キロの速さで滑走するだけに、水しぶきも相当なもの。当然、選手はビショ濡れになる機会が多く、ABEMA「アベマde週末ボートレース~Friday~」5月15日放送回では、「選手の洗濯物」について紹介した。
レースを終えたボートレーサーがウエアを脱ぎながら向かった先は、洗濯場。各ボートレース場には洗濯場があり、ボートレース多摩川には「大きいのが1台、二層式が3台」と計4台の洗濯機があると、洗濯歴7年の麻生嶋淑江氏は説明した。朝から前日の洗濯物を洗い、後半は当日分も対応するというのが4人体制で行う1日の流れ。ウエアだけでなく、ケブラー素材の特殊なズボンやカッパなども洗うのだそうだ。これら洗濯物には、必ず選手の登録番号が記されているとのこと。中には手書きもあるそうで、洗濯と乾燥を終えるとこの登録番号を確認しながら選手個人の棚に収納するという。
「夏場は暑い乾燥室に入るのが大変」と悩みを語った麻生嶋氏。「冬場は逆に暖かくていい」そうだが、その気温は53度もあるだけに「長い間入っていると体調を崩すので、自分なりにコントロールしながらやっている」のだそうだ。そんな麻生嶋氏たちに、たまたま居合わせた吉岡誠選手は「パンツ2枚で1週間過ごせる」のは「洗濯場のおかげ」と感謝。「合宿とかだったら自分でしないといけない。やってくれるから助かる」とも続けると、麻生嶋氏は「やっぱり嬉しいよね」と笑顔を見せた。
(ABEMA/BOATRACEチャンネルより)