5月15日放送のAbemaTV「FC町田ゼルビアを作ろう~ゼルつく~」で、選手がサッカーゲームで競う「ウイイレ王決定戦」が開催された。J2・FC町田ゼルビアのFW中島裕希、DF大谷尚輝、FW岡田優希、MF佐野海舟が、ゼルビアNo.1ウイイレプレイヤーの座をかけて激突した。
同企画は「Jリーガーはサッカーゲームもうまいのか!?」と題し、ゼルビアの選手がeSportsの定番であるKONAMIの人気サッカーゲーム「eFootball ウイニングイレブン2020」で対戦するもの。大学時代によくやっていたという岡田、昨年チームメートの橋村龍ジョセフと同ゲームにハマっていたという佐野、かなりやり込んでいて大本命と目される大谷、10年以上のブランクがあるという中島の4人がトーナメント形式で戦う。
第1戦は中島裕希vs岡田優希というFW対決となった。試合前、中島は「自信はめちゃくちゃある。絶対勝てますね」と自信を見せるが、MCのお笑いコンビ土佐兄弟から「シュートは□ボタンだっけみたいなこと言ってましたけど大丈夫ですか?」と暴露されてしまう。一方、岡田は「チーム内の“ユウキ”対決でもある。勝ったほうがユウキと名乗れる」と真の“ユウキ”を決める戦いでもあると意気込んだ。
岡田は自チームにドイツの名門FCバイエルンミュンヘンをチョイス。リーグ7連覇中の強豪だ。岡田は「ウイイレはカウンターが効く。カウンター狙いで、前線に足の早い選手がいてポストプレーができる選手もいるバイエルンミュンヘンを選びました。僕のスタイルには一番いいかな」とそれっぽく語る。対する中島はクリスティアーノ・ロナウド擁するイタリアの強豪ユベントス。「バランスがめちゃくちゃいいです。守備は堅いし前線はタレント揃いだし。僕、能力頼みなんで」と選手能力値の高さで勝負するとした。
ゲームプランについては、中島が「クリスティアーノ・ロナウドナを左サイドに置きたい。足速いんで」とこだわりを見せると、岡田も攻守でフォーメーションを変更できる可変システムを採用。「コンセプトアレンジで試合中、局面によって戦術を変化しようかと」とまたしてもそれっぽいことを語りだした。「僕は操作が上手いわけではないんで、戦略とか戦術頼みなんで」ということらしいが、攻撃時はFWが4枚になる戦術は、大谷に「普段からクセが強いけど、フォーメーションもクセ強いですね」と言われていた。
試合の方は白熱した展開に。最初のうちこそ中島は「どうやってダッシュするんだっけ?」などブランクを隠しきれない様子を見せるが、徐々に勘を取り戻すと惜しいチャンスを何度も演出。しかし得点には至らず、クリスティアーノ・ロナウドのグラウンダーのクロスをドウグラス・コスタが空振りし決定的なチャンスを逃した際には「なんで!? なんでスルーするの! ちょっと待って! 今のは1点じゃん!」と大騒ぎする。その後も黙々とプレーする岡田とは対象的な姿の中島だったが、ついにミラレム・ピャニッチのスルーパスにアーロン・ラムジーが完璧な飛び出しを見せ、1点を先制。「カンペーキ!」と喜ぶ中島からは「なかしまだゼッート!」とゴールパフォーマンスも飛び出した。
結局、レヴァンドフスキの起死回生のバイシクルシュートも実らず、試合は中島のユベントスが勝利。試合後中島は「自分のイメージ通りの試合ができた。サイドから中に入れたボールをスルーパス、実際の試合でもそういうイメージをしてる」と満足げな様子。一方岡田も「僕はサイドのアタッカーで、裏に走り込んだりと動きのファーストチョイスになれるように意識してる。この試合でもスペースがある状態でのカウンターでなるべく早くゴールに迫りたかったんだけど…。ブランクはあっても(中島)裕希さんは考えてやってる。狙おうとしてるところを先に消してきた」と敗因を分析した。しかしここでも大谷に「(中島)裕希君はベテランの味をゲームでも出してたけど、岡田はうんちくだけ。戦術だけいじってもプレーがだめでした」とバッサリ斬られ苦笑していた。
(ABEMA/「FC町田ゼルビアをつくろう~ゼルつく~」より)