<宇都宮競輪場:ワンダーランドカップ>◇G3◇12R S級初特選◇21日
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、約1カ月ぶりの開催となったグレードレース。S級S班選手から3人。また自転車日本ナショナルチームから雨谷一樹が出場するなど、豪華メンバーが顔を揃えた。
初日特選で人気を集めたのは、今年早くも4Vを飾っている松浦悠士(広島)と同じくS 級S班の平原康多(埼玉)。
最終周回で渡邉雄太(静岡)が先頭に出ると、単騎の野原雅也(福井)が先捲りで渡邉に迫る。人気の松浦が野原に合わせる形で前に出ようとするが、渡邉のマークについていた大槻寛徳(宮城)にけん制され失速。その間隙を突き、外から伸びてきた吉澤純平(茨城)がゴール直線で差し切った。
人気を落としていた吉澤が勝利を飾ったことで、3連単は150番人気の3-7-2。4万9480円と約5万車券の高配当に。
強豪揃いの初日特選を制した吉澤は、「外枠だったので、出たとこ勝負でした。6番手からのレースだったけど、大外からよく伸びましたね。1カ月ぶりのレースは試合がやりたいという気持ちが大きかったので、嬉しい。明日も精一杯頑張って1着目指します」と、走れる喜びを噛み締めていた。
(ABEMA/競輪・オートレースチャンネルより)