<宇都宮競輪場:ワンダーランドカップ争奪戦>◇G3◇11R S級二予A◇22日
初日特選に続き、昨年KEIRINグランプリに出場も果たした松浦悠士(広島)に人気が集まったこのレース。最終バックストレッチ、中団でチャンスを伺っていた野原雅也(福井)が松浦の動きを封じ込めるように捲って先頭へ。その動きを見て松浦も動き出すも、近畿勢がレースをリード。レースを作った野原のマークについていた稲川翔(大阪)が松浦の追随を許さず、ゴール直前で見事差し切った。
2連勝中の稲川は、「(ラインを組んだ野原は)最近連携することが多いので、お互い信用して走れたと思います。(野原)雅也が『松浦選手のほうが格上なので、自分が前で戦います』という心意気で、その通りに(レースを)運んでくれた。ワンツーのパターンですけど、松浦くんは本当に一流の選手なので、対戦相手だけど一緒に走って勉強できる選手。調子はまだわからないが、宇都宮は力を引き出してくれるバンク。それが後押ししてくれていると思う。自分ができることをしっかりして、決勝戦は近畿勢で勝ち上がれるように頑張ります」と、先行してくれた野原、一緒に戦った松浦に敬意を表しつつ、決勝への意気込みを力強く語った。
(ABEMA/競輪・オートレースチャンネルより)