<宇都宮競輪場:ワンダーランドカップ争奪戦>◇G3◇12R S級決勝◇24日
今年の獲得賞金は4300万円超えと現在ランキング1位の松浦悠士(広島)と今年3回目の記念Vに期待がかかる浅井康太(三重)の2人を中心に人気が割れた決勝戦。打鐘が鳴り野原雅也(福井)が先頭に出ると、マークの浅井もそれに続く。最終バックストレッチで渡邉雄太(静岡)が仕掛けるも、地元・神山拓弥(栃木)のけん制もあり失速。その動きを見て最終3コーナーから松浦が猛スピードで追い上げるも一歩及ばず。レースを作った野原に乗った浅井がゴール直前で差し切り、今年3回目の記念優勝を飾った。
2番目に入線した神山と3番目に入線した松浦が審議対象になるも結局着順は変わらず、3連単は31番人気の3-8-2。1万60円の万車券決着で1カ月ぶりの記念開催は幕を閉じた。
見事優勝を飾った浅井だが、「野原(雅也)君にすべてを任せていました。後ろ(の選手)は見えていなかったけど、感覚で車間を切って少し仕事をしたという感じ。最終的に4コーナーで番手だったので、1着を取りに行きました。しっかり1着を狙ったレースをこれからもしていきたい。今回は差しというあまり良くないレースだったけど、しっかり1着を取りたいと思います」とレース内容を反省。
4月から5月にかけてレース中止が続いたことについては、「モチベーション的には浮き沈みが激しく難しい状況だったけど、今回宇都宮競輪が開催してくれたことで、選手たちは嬉しいだろうし、ファンのみなさんにパフォーマンスが見せられて嬉しく思います。競輪界を盛り上げられるように、選手一丸となって走ります。これからも競輪の方をよろしくお願いします」と、選手を代表して走れる喜びを語った。
(ABEMA/競輪・オートレースチャンネルより)