日本将棋連盟による6月1日週の公式戦は、なんといっても藤井聡太七段の最年少タイトル挑戦だ。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、対局の中止・延期が続いていたが、6月1日から東西遠征等の対局が再開。2日に藤井七段が、ヒューリック杯棋聖戦・挑戦者決定トーナメントの準決勝で佐藤天彦九段と対決。勝利すれば4日に決勝。ここで勝てば8日からの棋聖戦五番勝負に進出、最年少記録を樹立する。主な対局は以下のとおり。
▶中継：藤井聡太七段、勝てば最年少タイトル挑戦に王手！ 6/2（火）9:30～
6月1日（月曜日）
王将戦一次予選 橋本崇載八段 対 佐々木大地五段 （携帯中継）
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 高橋道雄九段 対 藤森哲也五段 （携帯中継）
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 川上猛七段 対 渡辺正和五段 （携帯中継）
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 高橋か藤森 対 川上か渡辺 （携帯中継）
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 岡崎洋七段 対 北島忠雄七段 （携帯中継）
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 青嶋未来五段 対 岡崎か北島 （携帯中継）
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 佐藤紳哉七段 対 佐藤慎一五段 （携帯中継）
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 飯島栄治七段 対 佐藤紳か佐藤慎 （携帯中継）
6月2日（火曜日）
王座戦二次予選 糸谷哲郎八段 対 菅井竜也八段 （携帯中継）
棋王戦挑決トーナメント 屋敷伸之九段 対 松尾歩八段 （携帯中継）
王将戦一次予選 千田翔太七段 対 近藤誠也七段 （携帯中継）
ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント 永瀬拓矢二冠 対 山崎隆之八段 （携帯中継）
ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント 佐藤天彦九段 対 藤井聡太八段 （ABEMA・携帯中継）
8日の棋聖戦五番勝負開幕に向けて、急ピッチで行われる挑決トーナメント。藤井七段が挑戦するには、まず佐藤九段に勝ち、決勝では同日に行われる永瀬二冠と山崎八段の勝者に勝つ必要がある。誰が相手でも激戦必至の競合ばかりだ。なお、タイトルの最年少記録は、屋敷伸之九段が持つ17歳10カ月24日。藤井七段が今回挑戦者になれば、この記録を4日更新する、17歳10カ月20日となる。持ち時間は各4時間で、先手・後手は振り駒で決まる。
リコー杯女流王座戦一次予選 中澤沙耶女流初段 対 脇田菜々子女流初段 （携帯中継）
リコー杯女流王座戦一次予選 室田伊緒女流二段 対 中澤か脇田 （携帯中継）
6月3日（水曜日）
棋王戦挑決トーナメント 谷川浩司九段 対 畠山鎮八段 （携帯中継）
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 塚田泰明九段 対 斎藤明日斗四段 （携帯中継）
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 宮田敦史七段 対 塚田か斎藤 （携帯中継）
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 大橋貴洸六段 対 折田翔吾四段 （携帯中継）
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 神崎か黒田 対 大橋か折田 （携帯中継）
マイナビ女子オープン第5局 西山朋佳女王 対 加藤桃子女流三段 （携帯中継）
6月4日（木曜日）
竜王戦5組 村田顕弘六段 対 梶浦宏孝五段 （携帯中継）
竜王戦6組 高野智史五段 対 池永天志四段 （携帯中継）
棋王戦予選 西尾明七段 対 佐々木勇気氏七段 （携帯中継）
ヒューリック杯棋聖戦挑決 永瀬か山崎 対 佐藤天か藤井 （ABEMA・携帯中継）
藤井七段が準決勝を勝ち抜いていれば、最年少記録がかかる大一番。他3人も、棋聖のタイトル経験はなく、中でも山崎八段は2009年度に王座で挑戦して以来、悲願の初タイトルを目指すことになる。持ち時間は各4時間で、先手・後手は振り駒で決まる。
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 上野裕和六段 対 石田直裕五段 （携帯中継）
ヒューリック杯棋聖戦一次予選 佐藤和俊七段 対 上野か石田 （携帯中継）
ヒューリック杯清麗戦本戦 伊藤沙恵女流三段 対 石本さくら女流初段 （携帯中継）
6月5日（金曜日）
竜王戦2組 丸山忠久九段 対 糸谷哲郎八段 （携帯中継）
竜王戦4組 都成竜馬六段 対 石井健太郎五段 （携帯中継）
棋王戦挑決トーナメント 深浦康市九段 対 千田翔太七段 （携帯中継）
女流王位戦 第1局 里見香奈女流王位 対 加藤桃子女流三段 （携帯中継）
リコー杯女流王座戦 北村桂香女流初段 対 山口仁子梨女流2級 （携帯中継）
リコー杯女流王座戦 水町みゆ女流初段 対 北村か山口 （携帯中継）
6月6日（土曜日）
AbemaTVトーナメント 佐藤康光九段・森内俊之九段・谷川浩司九段 対 木村一基王位・行方尚史九段・野月浩貴八段 （ABEMA） ※非公式戦
（写真提供：日本将棋連盟）
