新型コロナウイルス感染症への一連の対応をめぐり、各都道府県の首長の言動に注目が集まる中、国際政治学者の舛添要一氏が愛知県の大村知事に言及。何かと批判を浴びることの多い大村知事を「こういうことを言う知事がいてもいい」と評価した。
大村知事といえば先日、東京と大阪に関する“医療崩壊”発言が波紋を呼び、大阪府の吉村知事との舌戦で注目を浴びたばかり。
そのことについて31日にABEMAで放送された『ABEMA的ニュースショー』に出演した舛添氏は「吉村さんと大村さんには誤解がある」と指摘したうえで「大村さんは東京都と大阪府が医療体制をしっかりしなければ、周辺にも波及するということを言いたかったはず。こういうことを言う人がいてもいい」と私見を述べた。
そんな舛添氏が最も評価したのは、和歌山県の仁坂吉伸知事。その理由について「東京は最初に事務職員が出て、オリンピックの延期が決まってから本人(小池都知事)が出てきたが、仁坂知事は最初から本人が出ていた。PCR検査も最初からしっかりやっており、(大阪などと接する)関西でも感染者は63人、亡くなった方もほとんどいない(数字はいずれも5月31日時点。死者3人)」と説明。
他にも評価できるとして大阪府の吉村知事や北海道の鈴木知事、愛媛の中村知事、埼玉の大野知事、奈良の荒井知事などの名前を挙げた舛添氏は「若干、みんなと違うスタンスをとっている。皆と同じだったら、なんで知事がいるのかわからない」と話した。
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