5月29日放送のABEMA「FC町田ゼルビアを作ろう~ゼルつく~」で、選手がサッカーゲームで競う「ウイイレ王決定戦」の2回戦が放送された。1回戦で惜しくも敗退したJ2・FC町田ゼルビアのFW岡田優希が、試合の解説でその才能を発揮し始めた。
同企画は「Jリーガーはサッカーゲームもうまいのか!?」と題し、ゼルビアの選手がeSportsの定番であるKONAMIの人気サッカーゲーム「eFootball ウイニングイレブン2020」(以下ウイイレ)で対戦するもの。中島裕希vs岡田優希というFW対決となった第1戦はベテラン中島が勝利し、第2戦は大谷尚輝と佐野海舟が激突した。
オンライン対戦におけるプレイヤーの強さを表す“レート”が900という、圧倒的な実力を誇る大本命の大谷と、一時期チームメイトとウイイレにハマっていたという佐野は、共に「勝てる気しかしてないです」と試合前からバチバチ。佐野は「選手の能力値重視で」と自チームにイタリアの名門・ユヴェントスを選び、特に変わった戦術は取らずに戦うプランを明かした。
対する大谷はスペインの強豪・FCバルセロナ。「僕カウンターで攻めたいんで、リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、アントワーヌ・グリーズマンで攻めて、あとの全員で守るみたいな」と言うと、前線3人を除く7人で守りを固めるカウンターサッカーのフォーメーションを慣れた手付きで設定した。
これを見た岡田は「上手い人じゃないとこんなフォーメーションでやらないですよね」と感心した様子。「これだけ選手を中に集めるのは、サイドを捨てても中で攻めきれる自信があるから。上手い人の特徴なんじゃないかな」と解説を加えると、進行を務めるお笑いコンビ土佐兄弟の有輝から「(岡田のコメント)かっけーな」の声が漏れた。
試合は前半15分で1点ずつを取り合う激しい展開に。これにコメントを求められた“解説”の岡田は、「(大谷)尚輝君はこんなにテクニシャンのイメージはない。実際のプレーは、相手の嫌がることをとことんやるスタイル。ボールを持つというよりはシンプルにリスクのない堅実なプレーをしているイメージだけど、ゲームだとだいぶリスク取ってますね」と大谷を評した。
佐野については「海舟はプレー中はダイナミックさというか、ボール奪取だったり展開だったり思い切りの良さが特徴かなと思うんですけど、ゴール取ったシーンなんかはその思い切りの良さが表れてたかなと」とコメント。これに土佐兄弟の有輝が「解説世界一上手い」と驚くと、卓也も「めっちゃわかりやすかった」と評価。岡田自身も「今日は解説枠で」と手応えを口にしていた。
(ABEMA/「FC町田ゼルビアをつくろう~ゼルつく~」より)