プロレスリング・ノアの無観客TVマッチ『NOAH NEW HOPE Day2』で、モハメド・ヨネとの試練のシングル戦に臨んだ期待のニューホープ枠・岡田欣也が、ヨネ必殺の「48の殺人技」の洗礼を受けてマットに沈んだ。
シングル戦を重ね精悍さを増した岡田、この試合でも得意の蹴りなど打撃戦でヨネの胸を借り積極的な姿勢を見せた。
試合中盤にはテコンドー仕込みのハイキックからサイドキック、ブロックバスターなど流れのある攻撃。さらに狭いリングで打点の高い片足ドロップキックなどで善戦を見せたが、歴戦の猛者であるヨネが、強烈なラリアット一発でペースを変えてみせる。
さらに必殺の「キン肉バスター」の体勢に持ち上げると視聴者からは「キン肉バスターくるー!!」「ぐえー」と声が上がり、後ろに落とす形で炸裂。マットに沈められた岡田はカウント3を聞いた。
「キン肉バスター強すぎる」「キン肉バスターって勝率めちゃくちゃ高い」といった必殺技への声援の中には、ヨネが手加減したとも取れる「真下に落とさないやさしさ」という声も聞かれた。
善戦及ばず敗れた岡田は、前回の谷口周平戦に続き「New Hope」シングル2連敗。しかし先日、姉との13年に渡る姉弟喧嘩からの和解を紹介した「探偵!ナイトスクープ」出演の反響も大きく、プロレスファンの間でも注目が集まりつつある。
負けはしたものの内容が良かったこともあり、この日も視聴者からは「オカキンの形が徐々にでてきた」「負けちゃったけどドロップキックよかった~」「のびしろ」とエールが寄せられていた。
ノア新世代がテーマの大会で、がむしゃらに格上相手とのシングル戦に挑み続ける岡田。その成長も今後の大会の見どころとなりそうだ。