将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が6月13日、王位戦挑戦者決定リーグ白組の5回戦(最終戦)で、阿部健治郎七段(31)と対局中だ。藤井七段は、本局に勝利すれば現在挑戦中のヒューリック杯棋聖戦に続き、2つ目のタイトル挑戦に大きく近づく。
▶中継:藤井聡太七段、勝てば挑戦者決定戦へ 王位戦挑決L最終戦
藤井七段は現在、棋聖戦五番勝負で渡辺明棋聖(棋王、王将、36)に挑戦中。8日に行われた第1局では、先手番から息詰まる熱戦を制し、史上最年少でのタイトル挑戦を自ら祝う1勝を手にした。そのままタイトル獲得となれば、最年少タイトル獲得の記録更新だが、この王位戦でも同じく最年少での獲得チャンスがある。
本局に勝利すると、藤井七段は5連勝で白組優勝。23日に行われる挑戦者決定戦への進出が決定。紅組では、棋聖戦で挑決を戦った永瀬拓矢二冠(27)が首位を走っており、挑戦権をかけて再びぶつかる可能性がある。
戦いは角換わりで始まり、現在は藤井が優勢に。お互い残り時間も少なくなっており、ここからがいよいよ決着に向けて佳境の局面だ。
本局の持ち時間は各4時間で、先手は阿部七段。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
【午後5時時点での残り持ち時間】
阿部健治郎七段 1時間2分(2時間58分) 藤井聡太七段 59分(3時間1分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)