きのう午後、南北融和の象徴として2018年に北朝鮮の開城工業団地に開所された「南北共同連絡事務所」が北朝鮮によって爆破された。去年3月に北朝鮮側の全職員が撤退しており、今年1月からは新型コロナウイルスの影響で閉鎖中だったが、金正恩委員長の妹・金与正氏が13日に「遠からず跡形もなく崩れる悲惨な光景を見ることになる」と語っていたことが現実になった格好だ。
 17日、北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、開城の南北共同連絡事務所を爆破した様子を写真入りで伝え、韓国の脱北者が金正恩委員長を批判するビラを撒いたことに対する報復措置であることを強調。その上で、韓国政府の対応により次の報復措置の強さと時期を決めると警告している。