将棋の叡王戦七番勝負第1局が6月21日、静岡県賀茂郡の「伊豆今井浜温泉 今井荘」で行われている。永瀬拓矢叡王(王座、27)と豊島将之竜王・名人(30)の対局は、午後6時から30分間の夕食休憩に入り、いよいよ決着の夜戦に突入する。
両者とも2つずつタイトルを保持している将棋界の中心人物で、年齢からしてもこれからの活躍がますます期待されるところ。棋士として脂の乗った時期でもあるだけに、今回の七番勝負は激しい戦いが予想される。第1局は角換わりから始まったが、両者とも研究していたこともあってか、開始からわずか30分足らずで50手目まで猛スピードで進行した。その後はじっくりとした展開となり、お互いに陣形を整えた。
両者の対戦は過去に5回あり、永瀬叡王が3勝2敗とわずかにリード。今後も数多くの対局が行われ、名局を生むと期待される。
本局の持ち時間は各5時間で、先手は永瀬叡王。形勢は永瀬叡王が少し優勢かどうか、という状況で、これからがいよいよ本格的な戦いといったところだ。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食休憩時の残り持ち時間】
永瀬拓矢叡王 1時間25分(消費3時間35分) 豊島将之竜王・名人 1時間38分(消費3時間23分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)