『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、芸人のイジリー岡田が登場し、「理想とのギャップから学んだしくじり授業」を行った。
【映像】「無許可で脱衣麻雀ゲームに…」イジリー岡田、エロキャラ定着で起きた三大事件(22分ごろ~)
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、タレントのゆきぽよが出演。
「高速ベロ」でエロキャラが定着しているが、本当は下ネタが苦手で真面目な性格だというイジリー。萩本欽一のように家族みんなで笑えるお笑いが理想だったが、深夜番組「ギルガメッシュNIGHT」のレギュラーだったため、やりたいこととは別の方向に進んでしまっていた。
エロキャラが定着してから5年後、ギルガメッシュNIGHTは放送終了に。イジリーはこれを機に「エロい仕事はNGにしよう」と方向転換を目指した。当時はまだ33歳で、「やっと欽ちゃんみたいな仕事ができる!」と希望に満ちていた。
しかし、高速ベロと下ネタを封印して1年後に待っていたのは、仕事激減の極貧生活だった。8年間仕事がほぼなくなり、最低月収が2万円になったという。世間にはエロキャラがすっかり定着していたため、イメージをすぐに変えるのは難しかったのだ。
それから8年後の2006年、人気バラエティ番組「アメトーーク!」から、「高速ベロをやってほしい」とオファーが来た。イジリーは高速ベロを1度だけ解禁することを決め、出演を快諾した。当時の映像が紹介されると、アイドルの楽屋に入って使用済みの箸や歯ブラシを高速ベロで舐めているイジリーの姿が映し出され、ゆきぽよは大絶叫。
この出演がきっかけとなり、イジリーは高速ベロを完全解禁することに。「アメトーーク!」の視聴者はイジリーを知らない世代がいたため、認知度はさらに高まった。
ブレイク前だったAKB48の番組に隠しゲストとして呼ばれ、「高速ベロで泣かせてやってください」と依頼されたこともあったという。実際に高速ベロでメンバーたちに迫ったところ、号泣されたと明かし、笑いを誘った。
自身のしくじり経験から、イジリーは「自分が捨てようとした芸に1番助けられている。周りから求められていることと自分がやりたいことが違う場合もある。自分が求められることに感謝して、それを伸ばすことが大事」と教訓を語った。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)