持ち時間5分、1手指すごとに5秒が加算される将棋の超早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」の決勝トーナメント(7月4日から)のルールが7月1日、発表された。予選を勝ち抜いた8チームによるトーナメントは、5本先取の9本勝負で実施。毎回、対局の模様は生放送されるほか、将棋界としては初となるARを駆使しての放送も合わせて発表となった。
▶中継:第3回AbemaTVトーナメント チーム康光 対 チーム久保 7/4(土)17:00~
同棋戦はドラフト会議を経て結成された1チーム3人、計12チームが3チームずつ4つの予選リーグに分かれて対戦。各リーグの上位2チームが決勝トーナメントに進んだ。予選は先鋒・中堅・大将がそれぞれ三番勝負を行い、勝敗によるポイントを合算していたが、決勝トーナメントは5本先取の9本勝負。対局前には毎回、チーム内で出場する棋士を決定する。
各棋士は最低1局、最大3局の中で戦う必要があり、第1局から3局連続で同じ棋士を出すことも可能。3連勝し、さらに第4局も同一チームが勝利した場合には、必然的に第5局は3人目の棋士が出場することになる。調子がいい棋士を連続して起用するか、相手の出方を予想、相性なども考えながら毎回変えるのか。予選リーグ以上に、出場順の妙が生まれることになる。
持ち時間は各5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールは継続で、先手・後手は第1局の前に振り駒で決定。第2局以降は、先手・後手が交互に入れ替わり、最終第9局まで行った場合は、再度振り駒になる。
なお、予選リーグは毎週土曜日の午後7時からの放送だったが、2時間早まり午後5時からのスタート。プロ将棋界初の早指し団体戦で頂点に立つのはどのチームか。
◆決勝トーナメント出場チームと放送日程(上下2試合の勝者同士が対戦)
7月4日 チーム久保 対 チーム康光
7月25日 チーム永瀬 対 チーム天彦
7月11日 チーム三浦 対 チーム広瀬
7月18日 チーム渡辺 対 チーム糸谷