あたかも常識のように知れ渡っていることが、じつは誤りだった。そんな定説が覆った例がある。「働きアリは、働かない」もその一つだ。
 米・アリゾナ大学が、2週間にわたってアリの巣をHDカメラで観察しつづけた結果、働きアリの71.9%は半分以上の時間で怠けており、25.1%に至っては一度たりとも働いている姿が観測されなかった。リアルに働いていたのは、わずか2.6%だったという。