東京都の小池都知事は2日夕方の緊急記者会見で、感染者数が100人を超えたことについて「新宿区では積極的に集団で検査を進めておられる。検査を増やしていくことによって陽性者が増えていくということも当然考えられる。調子が悪くなって検査を受けないでおられると重症化する傾向があるということなので、むしろより多くの方に早期に検査を受けていただきたい」とコメントした。
その上で「注意すべきことは、陽性者のうち“調査中”が増えているということ。しっかりとリンク先を追っていく必要がある。第二波を起こさないためにも今はしっかりこらえる必要がある。事業者の皆さん、都民の皆さんに協力を心からお願いする」とした。
他方、外出自粛・休業の再要請については「学校もようやく再開、子どもたちの学びも始まった。これを止めてはいけないという思いもある。経済社会活動との両立、新しい日常の定着も進めている」「“withコロナ”の段階に入っていて、経済社会活動と命を守るための感染拡大防止の二本立てで進めている」とし、「東京全体で休みましょうというよりは、特定の地域、年代、業態がわかってきているので、それらに対して明確なメッセージを発していく、お願いをしていくことを重ねていきたい。事業者の皆さまにもガイドラインの遵守をお願いし、都民の皆さんにおかれても、“感染拡大要警戒”という形で協力をお願いしたい」と述べた。
また、“夜の街”対策についても、「ガイドラインを遵守しているかどうか、自分のお店でチェックいただいてステッカーを貼っていただき、自信を持って仕事をしていますよということを利用者にお知らせする取り組みも広がっている。ホストクラブから陽性者が出ている場合もあるし、飲食店でパーティーをやっているところから出ていることも事実。利用者の方に呼びかけをすることも強めていきたい」とした。(ANNニュース)