女流プロ16人が頂点を争う麻雀ウォッチシンデレラリーグの決勝が7月3日に行われ、梅村日奈子(麻将連合)が大会初出場で初優勝を果たした。梅村は予選4位からスタートし、3回行われたプレーオフに全て参加。苦境からの下剋上を果たした。
決勝1回戦を2着でスタートした梅村は、2回戦で6万点台の大トップ。一気に優勝へと突き進んだに見えたが、3回戦では逆に箱下のラス。トータル2位で最終4回戦へと突入した。首位を走っていた都美(協会)がラス目に落ちる中、梅村はプレッシャーを受けながらも確実な打ち回しで2着を確保。最終戦での逆転で頂点に立った。
試合後、梅村は「戦っている間はずっと苦しくて、特に3回戦目は勝負所で放銃に回ってしまって本当にきつい場面もあったのですが、(自分にとって得な順位の)並びは作れていたので、予選、プレーオフと戦ってきた経験を活かしてその後も落ち着いて戦うことができました」と振り返ると、「『団体のためとか考えずに自分のために頑張って来いよ』と送り出してくれた麻将連合の先輩方、毎週のように練習に付き合ってくれた後輩たち、本当にありがとうございました」と感謝を述べていた。
大舞台での栄冠に「今日はこの喜びを噛みしめます」と語りつつ、「すぐに自団体のリーグ戦もありますし、きちんと結果を残して、またどこかで皆様に成長した姿をお見せできるように頑張っていきます」と、さらなる飛躍を誓っていた。
【試合結果】
1位 梅村日奈子(麻将連合) +46.1
2位 都美(協会) +13.5
3位 塚田美紀(最高位戦) ▲5.8
4位 与那城葵(最高位戦) ▲53.8
※協会=日本プロ麻雀協会、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会
◆麻雀ウォッチシンデレラリーグ 最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会、麻将連合、RMUの4団体から総勢16人の女流プロが集結し頂点を争う。16人を2ブロックに分けての予選(1人8半荘)、各ブロック1位は決勝に進出する。4、5位によるプレーオフ1st、予選3位+プレーオフ1st勝ち上がり者によるプレーオフ2nd、予選2位+プレーオフ2nd勝ち上がり者によるプレーオフ3rdと進行していく。プレーオフ以降、予選のポイントはリセットされる。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





