プロ将棋界初の早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」の決勝トーナメント1回戦、チーム康光とチーム久保が7月4日に行われ、第6局で久保利明九段(44)が佐藤康光九段(50)とのリーダー対決に勝利、チーム成績を3勝3敗の五分とした。
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第5局を終えて2勝3敗とリードを許し、自身が敗れればチームの敗退に王手をかけられる苦しい状況だったが、中盤から終盤に向かう勝負どころで佐藤九段が見せた隙を逃さず、そこから一気の攻め。自身1局目は珍しく居飛車を採用したが、2局目では四間飛車。得意の戦型から快勝を収めた。「負けると後がない戦いだったのでホッとしています。今日は内容もいい将棋を指せています」と笑顔も見えた久保九段。さらなる勝負どころで、いよいよ捌きに輝きが増してきた。
◆第3回AbemaTVトーナメント
持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで対局。全12チームが4つの予選リーグに分かれて戦い、各リーグ上位2位までが予選通過。決勝トーナメントは5本先取の9本勝負で行われ、勝ち越しが決定した時点で終了する。1チームは3人で、各棋士は1試合につき最低1局、最大3局の範囲で指す必要がある。対局者は各対局前に決定する。優勝賞金1000万円。
◆決勝トーナメント進出チーム
チーム渡辺、チーム永瀬、チーム康光、チーム三浦、チーム久保、チーム天彦、チーム広瀬、チーム糸谷
(ABEMA/将棋チャンネルより)