将棋のヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第3局が7月9日に行われる。渡辺明棋聖(棋王、王将、36)と藤井聡太七段(17)の両者は前日検分に立ち合い、その後報道陣のインタビューに対応した。渡辺棋聖は第1局、第2局と連敗しカド番になっていることに「ここまでの2局よりいい内容になればと思います」と抱負を述べた。
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藤井七段が勝利すれば、史上最年少17歳11カ月でのタイトル獲得ということもあり、例年以上に注目を集めている今シリーズだが、渡辺棋聖はここまでいいところなく連敗。「2局目、あまりいいところがなかったので、同じような将棋にならないようにと思います」と振り返ると、「カド番という立場ですけど、ここまであまりいいところがないので、明日はここまでの2局よりいい内容になればと思います」と語った。
不利とされる後手番で迎える第3局だが、「作戦は考えているところですけど、相手の出方もあると思うので」と言葉を選んだコメント。長時間対局では今シリーズで初めて藤井七段と戦ったが「その中でわかってきたことはいろいろあります。それを明日、どう活かせるかわかりません(笑)」と少し笑みも見せていた。
対局の持ち時間は各4時間で、先手は藤井七段。開始時間は午前9時。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。