『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、歌手の広瀬香美が登場し、「歌手になりたくなかったのになっちゃった先生」としてしくじり授業を行った。
【映像】広瀬香美『ロマンスの神様』感動の生歌唱シーン(1時間3分ごろ~ ※放送後1週間は無料)
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、乃木坂46の高山一実、日向坂46の齊藤京子、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔らが出演。
マイケル・ジャクソンの曲を作りたいという夢を持ち、マイケルに近づく手段として、マイケルのボイストレーナーをしているセス・リッグスの超高額レッスンを受け続けていた広瀬。レッスン費用で家計がピンチになったため、日本のレコード会社に曲を送ってみることにした。
しかし、どこからも声はかからず、広瀬が諦めかけたとき、1社から「声がいいからあなたが歌ってデビューしてみたら?」と思いも寄らない返事が来た。歌手になるつもりがなかった広瀬は「嫌だ!絶対に!」と思ったが、レコード会社は「1曲20万円でアルバム出さない?」と提案してきた。これには授業を聞いていた鬼龍院も「まったくの無名の新人ならいい話」とコメント。
お金に困っていた広瀬は「やりましょう!」と超ウハウハ。作曲家の名刺代わりにもなると考え「ゲレンデが溶けるほど喜んだ」と自身の曲のタイトルにかけて笑いを誘った。
アルバムでデビューし、1stシングルを経て、だんだん知られていくようになったが、このときの広瀬は「マイケルに楽曲提供する夢が近づいてる!」という気持ちだった。
そしてデビュー翌年「ロマンスの神様」が170万枚を超える大ヒット。サビのメロディーは中学生時代に思いついたものだといい、デビュー・アルバムは「小さい頃の(作曲の)ストックを刻んで出している」と明かした。
「ロマンスの神様」で大ブレイクしても、広瀬の作曲家になりたい気持ちはまったくブレていなかった広瀬。売れた頃はロサンゼルスで作曲の勉強をしており、毎週日本からファックスでオリコンチャートが送られてくるも、他人事だった。
こうした葛藤があるまま歌手活動を続けるうちに、広瀬は冬の名曲を連発。世間から「冬の女王」と言われるようになったのだった。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)