『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、歌手の広瀬香美が登場し、「歌手になりたくなかったのになっちゃった先生」としてしくじり授業を行った。
【映像】広瀬香美『ロマンスの神様』スタジオ感動の生歌唱シーン!(1時間3分ごろ~ ※放送後1週間は無料)
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、乃木坂46の高山一実、日向坂46の齊藤京子、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔らが出演。
広瀬の夢は作曲家になり、マイケル・ジャクソンに楽曲提供すること。歌手になる気はまったくなかったが、お金を稼ぐために歌手デビューし、「ロマンスの神様」などのヒットソングを連発した。
ヒットソングを連発した結果、印税が「ドカーン」と入ってきたという広瀬。鬼龍院も印税がドカーンと入ってきたアーティストだが「桁が違います」と謙遜した。
ずっと作曲家になるためにやってきたことが、結果、歌手としての成功につながったため、広瀬としては「わけがわからない」状態だった。「冬の女王」の異名を手にしても、歌手を恨む気持ちがあったという。
あるとき、レコード会社が「広瀬香美のどこが好き?」というアンケートを取ったところ「声がいい」「歌詞がおもしろい」といった回答が多く、曲の感想がゼロだったため、大ショックを受けた広瀬。広瀬は作曲家としての勉強しかしてこなかったため、歌詞がまったく書けなかった。月3曲のノルマがあったが、曲はできても作詞ができず、泣きながら書いていたという。当時はシンガーソングライターブームで、自分で全部やらなくてはいけなかった。
番組では「特に冬の歌詞が書けなかった」と衝撃の告白。真夏に冬の歌詞を考えるため気持ちが入らず、それゆえに広瀬の冬の曲は「明るい雰囲気」なのだという。さらに「(当時は)スキー場には1度も行ったことがなくて……」と明かすと、出演者たちは「これは衝撃」と驚いていた。
想像の中で生まれた歌詞が曲よりも評価されてしまい「私の心はズタズタです」と話す広瀬。当時は事務所の指示で「とくに冬好きではない」「スキーはやったことがない」「夏のLA(ロサンゼルス)で曲を作っている」の3つは禁句だった。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)