格闘技イベント「RIZIN」のPPVセールスマネージャー、レイザーラモンRGが、4月17日に愛知県日本ガイシホールで行われる「RIZIN1」に向け、かつてのPRIDEの名シーンを回想するラップの映像を公開、日本の格闘技黄金期の名場面をネタに、新イベントをPRしている。

その内容は「年の瀬、リングサイドに百瀬、挨拶に行く外人、それがPRIDEの怪人」と百瀬博教をいきなりぶち込む、にわかファンには判らない内容。

「PRIDE1」の高田対ヒクソン戦、高田引退試合の対田村戦(PRIDE23)の回想、桜庭と田村の確執などストーリー性も十分「田村が勝ったグレイシーはヘンゾ、田村潔司も負けてへんぞ」など上手い。

ビデオを中盤からは桜庭和志編。桜庭のケガとの戦い強敵ヴァンダレイ・シウバの登場。

(Dynamite!!2008年で実現した)桜庭、田村からもはや8年ーと、最後は「RIZIN.1」の目玉カードである桜庭和志、所英男対ヴァンダレイ・シウバ、田村潔司の話題で締めるという見事な格闘ファン限定リリカルマダラー振り。

桜庭和志と田村潔司のUWFインター時代からの対戦拒否から、(実際はお互い食事をするなど交友はあったようだがー)表向き確執と取れる行動。そしてやっと日本の格闘技ブーム後期に実現した唯一の直接対決といったストーリーを踏まえつつ。桜庭最大のライバル、ヴァンダレイ・シウバと田村がタッグを組むという流れ。少し格闘技から離れていて勘が鈍っていたファンにも響く内容となっている。

RGのラップの上手さもさることながら「格闘技語り」とめちゃめちゃヒップホップの相性が良いことにも気がつく。ぜひミルコ編、セーム・シュルト編など続編に期待したいところだ。