本年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞ノミネート、2015年サンダンス映画祭USドキュメンタリー部門 撮影賞/監督賞を受賞し、映画「ハート・ロッカー」監督のキャスリン・ビグローが製作総指揮を務めたドキュメンタリー『カルテル・ランド』。公開を記念し、5月7日(土)に、トークイベントが実施された。
麻薬カルテルの縄張り争いや政府との武力紛争を指す「メキシコ麻薬戦争」は、これまでに12万人以上もの死者を出し、今もなお悪化の一途を辿っている。本作は、そんなメキシコ麻薬戦争の最前線で自ら麻薬カルテルに立ち向かう人々の姿を追い、正義と悪の境界が消滅していくさまを映した衝撃のドキュメンタリー作品だ。