将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が7月14日、北海道札幌市「ホテルエミシア札幌」で行われている王位戦七番勝負第2局で、木村一基王位(47)と対局中だ。最年少タイトル獲得に向けて連勝を狙うが、激しい戦いとなった第1局から一転、本局はお互いがじっくりと時間を使い合うスローペースの進行に。午後5時の時点で、手数は66手目に。藤井七段の残り時間は20分となっており、終盤に向けてどういう戦いを見せるか。
▶中継:藤井聡太七段、王位獲得へ連勝なるか 第2局決着の2日目
1日目から激しい戦いとなった第1局は、午後5時37分、95手で藤井七段が勝利。藤井七段が51分、木村王位が30分残しての終局となった。本局は午後5時になっても、まだまだ局面は中盤戦。形勢は徐々に木村王位の有利か、という見方も出てきているが、各8時間の持ち時間をしっかりと使い切る、長い将棋になることは間違いなさそうだ。
勝利した第1局の終了後、会見の臨んだ藤井七段は「2日目の午後から、かなり普段の対局以上に疲労を感じるところはあったので、2日間を通して集中できる力が必要なのかなと思いました」と語っていた。前局と異なり、やや苦しい局面で迎える戦いの佳境で、若さに支えられた体力と気力から、どんな手を繰り出すか。一方、木村王位は長時間・長手数の対局は、むしろ得意とする領域。ベテランながら“将棋体力”は十分だ。
本局の持ち時間は各8時間の2日制。終局は夕方から夜になる見込み。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【午後5時時点での残り持ち時間】
木村一基王位 1時間16分(消費6時間44分) 藤井聡太七段 20分(消費7時間40分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)