将棋の朝日杯将棋オープン戦一次予選で金沢孝史五段(47)が塚田泰明九段(55)に99手で勝利、1日2勝をあげて、二次予選進出まであと2勝とした。
午前中に行われた1回戦で泉正樹八段(59)に勝利した金沢五段は、休憩を挟んで2回戦で塚田九段と対局。先手番から右四間飛車を採用して積極果敢に攻め立てると、塚田九段も反撃に出て、激しい攻め合いに。手番が回ってきたところで、2枚の飛車で塚田玉の挟撃に成功すると、最後は1分将棋の中で、詰将棋のような流れる手順で勝利を掴み取った。
金沢五段はあと2勝すれば、二次予選進出が決まる。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太七段が2連覇している棋戦としても知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)