LDHグループによる祭典「LDH PERFECT YEAR 2020」とABEMAによるコラボレーションプロジェクトのひとつとして、3月31日より始まった番組『シブザイル ~シブ8 from EXILE TRIBE~』。毎週火曜日20時から放送されている本番組は、EXILE TRIBEから様々なゲストが登場し、彼らの素顔を知るような企画を中心に展開されている。生放送ならではの臨場感、視聴者との双方向コミュニケーションも番組の特色として光る。
そんな『シブザイル』のメインMCを務めているのは、EXILE/ FANTASTICS from EXILE TRIBEの佐藤大樹とTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの陣のコンビ。グループの中では20代半ばと若手の部類に入る彼らだが、番組を進行していく様子は頼もしく、めきめきとMC力も上げている。放送から3か月がたった今、ふたりに番組を振り返ってもらった。
ド緊張した初回から3か月、『シブザイル』のあゆみを佐藤&陣が振り返り
――番組が始まって3か月が過ぎました。MCを務められて、手ごたえはいかがでしょうか?
佐藤: 振り返ると、初回は三代目( J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)さんが来たので、ド緊張でした。けど、2回目以降はStay Home期間だったので、リモートでの番組出演が始まったんですよ。2か月リモートをやった中で言うと…、松本利夫さん、EXILE ÜSAさん、EXILE MAKIDAIさんとATSUSHIさんがゲストに来たときは一番緊張しました。皆さん、普段から優しくしてくださるんですけど、やっぱり番組となったら別の緊張感があるんです。陣とも連絡を取り合ったよね?あれを乗り切れたら「いけるな」と思いました。
陣: てっぺんとったな、ってこと?(笑)
佐藤: そこまでは言ってない(笑)!けど、リモート期間を経てからスタジオに戻ったとき、「ちょっと心に余裕ができたな」とは思いましたし、スタジオでの放送はやっぱりうれしかったです。
陣: 僕、実はプレッシャーに弱くて、空回りするタイプなんです。初回が始まる何日か前までは、緊張感が夢に表れていましたね。走りたいのに足が思うように動かなくて走れないような夢、よくありませんか?僕はダンスをやっているからか、回転して止まらない、みたいな夢を何度か見たんです。
佐藤: そんな夢、見たことないよ(笑)!
陣: ない!?止まらない夢は、本当によく見てたんですよ!でも、最近は全然見ていなくて。どちらかというと、今は毎週生放送でやらせてもらえることが楽しみになりましたし、すごく充実感があります。
――多くのEXILE TRIBEのゲストが来られた中でも、特に印象的だった放送回や出演者のエピソードは、どれでしょうか?
佐藤: 歴代の珍事件で言うと…、2時間SP(楽曲アワード)で回線が弱くてSHOKICHIさんが、ほぼ何を言っているかわからなかったときですね(笑)。全員、SHOKICHIさんに相槌を打ってはいるんですけど、わからないっていう(笑)。SHOKICHIさんが話しながらパソコンから離れていくので「どうしよう!」と焦りました。あと、BALLISTIK BOYZ(from EXILE TRIBE)の(日髙)竜太が出たとき、番組ラスト2分くらいに、おばあちゃんから電話がかかってきて退出しちゃうハプニングがあって(笑)。
陣: あった、あった(笑)!
佐藤: 生放送、かつ、リモートならではの事件はすごく印象に残ってます。
陣: 僕が印象的なのは、劇団EXILEの鈴木伸之さんのときですね…。
佐藤: あれは、やばい!!
陣: 嘘のエピソードを話さないといけない企画だったんですけど、本当の話をしてしまって、「あ………」みたいな時間が続いて。ただただ、いいエピソードを聞くだけという、ほっこり番組みたいになっちゃってました(笑)。あれはあれで、すごく面白かったんですけど、くまなく打ち合わせすることは大事だな、とも思いました。
佐藤: いや、でもあの日の打ち合わせ、ちゃんとしたよ。ノブくん、「じゃあ、俺がそこをやらせてもらいます!」くらいの勢いだったのに、本番に入ったら、本人が全然理解していなかったっていう(笑)。思い出だね。
佐藤大樹の“モテ”について、陣が解説&長谷川慎からのエピソードも
――番組内では、たびたび佐藤さんがEXILE TRIBEメンバーからモテていますよね。近くで見ている陣さんは、そのモテ具合についてどう分析されますか?
陣: うちのメンバーの(長谷川)慎とかも、「大樹さん、本当に最高なんですよ」と、大樹のいないところで、すごく言ってくるんですよ。
佐藤: へえー!うれしい!
陣: …「僕は?」と思いながら聞いてるんですけど(笑)。そういう話を聞いていると、大樹はいろいろな人に合わせて、普段から話を振ったり、たまにボケたりしているみたいなんです。慎は年下ですけど、「そういう愛くるしい部分もあるから好きなんです」みたいなことを言っていました。だから、人との距離感の掴み方がうまいのかなと思うんですよね。僕が見る限り、いける時にはぐいっと距離を縮めにいったりしますし。もちろんMCでも役立つので、すごく勉強になるなと思いますね。よっ、ミスター距離感!(笑)
佐藤: いいあだ名だ(笑)。
――対する陣さんも、緩急のついたトークが抜群です。佐藤さんからご覧になって、陣さんの素敵ポイントはどこでしょうか?
佐藤: 俺は、陣こそ、どこにでも呼びたくなる人だと思っています。そもそも同じ年で昔から知っていますけど、一緒に飲むようになったのって、実は最近なんですよ。ちょうどレモンサワー新年会をやってから、一緒に飲むようになって。今年に入ってから一番ごはんに行ったりしている同世代です。すごく信頼を置いていますね。
――おふたりでの話題は何ですか?
佐藤: 基本、人の悪口です!
陣: 嘘です、嘘です(笑)!ゲームの話とかです。最近のゲームではなく、アナログのボードゲームとかをやっているんですよ。
佐藤: そうです、8個くらい好きなのがあって。そこにまこっちゃんとかもいて、みんなでやっているんです。
『シブザイル』では、普段見ることのできないアーティストの表情を楽しんでもらいたい
――番組内では、これまでも神企画が誕生していましたが、おふたりが希望する新企画はあるんでしょうか?
陣: 先ほどお話したボードゲームは今流行っていたりもするので、アフタートークとかでできたらいいなと思います。素で遊んでいる感じは、視聴者の方が見ていても面白いのかなと思うので、できたらうれしいですね。
佐藤: 最近、ゲストの登場が2回目になったり、複数回になったりしてきたので、そろそろグループの垣根を超えて出てもらえたらいいな、と考えています。アーティスト同士の共通の趣味とか、「何何が好き」で集まって、ひたすらトークするとかもいいなと思います。
――ありがとうございました。最後に毎週、番組を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いいたします。
佐藤: 『シブザイル』の名前もやっと浸透してきて、いろいろなところで「見ているよ」と声をかけていただけるようになりました。事務所の先輩からも、「出してよ!」と言ってもらえるので、これからは本当にグループの垣根を超えて、やっていきたいですね。あと渋谷をテーマにしているので、状況が変わったら、やっぱりロケがしたいです!見ている人も参加できるような企画も、もっとしていけたらと思っています。
陣: 普段は 見られないアーティストの表情をできるだけ多く見ていただきたいと思っていますし、テーマのひとつとしてやっています。ゆっくりとアットホームな雰囲気で楽しんでいただける番組にしたいと思っていますので、今後ともぜひ楽しみにしていてください。
『シブザイル ~シブ8 from EXILE TRIBE~』は毎週火曜日よる8時よりABEMAにて生放送。
取材・文:赤山恭子
撮影:You Ishii