プロ将棋界初の早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」の決勝トーナメント3回戦、チーム渡辺VSチーム糸谷が7月18日に行われ、第6局で石井健太郎六段(28)がチーム糸谷・都成竜馬六段(30)に勝利。個人2連勝で、チームの勝利に王手をかけた。
▶中継:AbemaTVトーナメント 決勝トーナメント<チーム渡辺VSチーム糸谷>
先手の石井六段が居飛車、後手の都成六段が振り飛車の対抗形になると、がっちり囲った穴熊の堅さを活かした作戦が成功。飛車、角の大駒4枚を全て渡した上でも自玉の安全を確保し、手番が来たところで一気に反撃し、見事に仕留めた。「途中形勢を損なったかと思ったんですが、堅さを活かせました」と、自らの作戦成功を認める快勝だった。
◆第3回AbemaTVトーナメント
持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで対局。全12チームが4つの予選リーグに分かれて戦い、各リーグ上位2位までが予選通過。決勝トーナメントは5本先取の9本勝負で行われ、勝ち越しが決定した時点で終了する。1チームは3人で、各棋士は1試合につき最低1局、最大3局の範囲で指す必要がある。対局者は各対局前に決定する。優勝賞金1000万円。
◆決勝トーナメント進出チーム
チーム渡辺、チーム永瀬、チーム康光、チーム三浦、チーム久保、チーム天彦、チーム広瀬、チーム糸谷
(ABEMA/将棋チャンネルより)