将棋の朝日杯将棋オープン戦一次予選が7月20日に行われ、阿部健治郎七段(31)が井出隼平四段(29)に143手で勝利した。
先手番の阿部七段が居飛車、後手の井出四段が三間飛車の対抗形で始まった対局は、お互いしっかりと自玉を囲い合ってからの、玉頭付近の激しい攻防に。最終盤では、形勢が大きく揺れ動く接戦となったが、最後は阿部七段が井出四段の寄せを振り切る形で勝ちをもぎ取った。阿部七段は午後7時から森下卓九段(54)と中川大輔八段(52)の勝者と対戦する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太七段が2連覇している棋戦としても知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)