将棋の叡王戦七番勝負第5局が7月23日に行われ、永瀬拓矢叡王(王座、27)が豊島将之竜王・名人(30)に113手で勝利した。永瀬叡王は今シリーズの成績を2勝1敗2持将棋とし、初のタイトル防衛に向けてあと2勝と迫った。
第1局が千日手指し直し、第2局・第3局は持将棋と、過去に例のない大混戦となっている今回の七番勝負だが、持ち時間3時間の第5局は中盤、終盤の入り口まで豊島竜王・名人が有利に対局を進めていた。それでも、根気強く打開策を探してきた永瀬叡王の粘りが実ってか終盤には形勢が揺れ動き、最終盤では一気に逆転して突き放す展開に。第2局から第4局まで、3局連続で200手を超える長手数になったが、本局は激しい攻防になったこともあってか、113手と標準的な手数での決着となった。
(ABEMA/将棋チャンネルより)