<福井競輪:不死鳥杯>G3◇8R S級予選1◇23日
父・善一(現在は引退)、弟・幸司と競輪一家で育った福井の実力者・鷲田佳史が差し切って、白星発進を決めた。
史上初の日本競輪選手養成所を早期卒業、史上最速S級昇格と何かと話題のスーパールーキー・寺崎浩平(福井)と、初の師弟連携を組んだ鷲田の地元ラインに人気が集まった8R。序盤から寺崎が先行し、レースをリード。打鐘前、長尾拳太(岐阜)が動くそぶりを見せると寺崎が突っ張り、先行勝負に。ゴール直前、寺崎の番手で脚を溜めていた鷲田が差し切って、師匠の意地を見せつけた。
師弟ワンツーを決めた鷲田は、「彼が早期卒業してから、この時のために集中して毎日過ごしていました。(寺崎と初連携だったが)何も言うこともない優秀な弟子なので、全面的に任せていました。(コロナ感染防止は)まだ引き締めなきゃいけないが、(たくさんの声援があり)今日は嬉しかったです。明日も頑張って、もう1回弟子と走れるように頑張ります」と声援を送ってくれたファンに感謝した。
(ABEMA/競輪・オートレースチャンネルより)