「神は細部に宿る」。これは「本当に素晴らしい技術やこだわりは目に見えにくい」「細かなディテールを疎かにしては全体の美しさは得られない」という意味の格言だが、『東京 BABY BOYS 9』のコント「バスジャック」の劇中セットもまさにその言葉がしっくりハマる内容だった。
【ABEMA限定】#1 メイキング映像! バスの中に隠された小ネタの数々(14分ごろ~)
「バスジャック」は上田航平(ゾフィー)演じる犯人が念入りにバスジャック計画を立て、いざ実行に移したものの、なぜかバスに乗り込まずバスの外から乗客を脅し続けるという内容。チープなナイフといまいち迫力に欠ける脅しで誰一人、車外の上田の言葉に真剣に耳を傾けようとしない。
そればかりか、林田洋平(ザ・マミィ)はゲームをし続け、岡部大(ハナコ)はイヤホンで音楽を聴き続け、秋山寛貴(ハナコ)と加賀翔(かが屋)は犯人をスマホで撮影し出す始末だ。最後は運転手役のサイトウナオキ(ゾフィー)からクラクションを鳴らされ、犯人の上田はバスに相手にされないまま置いていかれてしまう。
上田発案のこのコント、スタッフによるとバスのレンタル料は「決して安くない金額」だという。それでもスタッフはこのコントのためにバスをレンタル。撮影当日、上田は実際のバスを前にシミュレーションを重ねるが、その中である異常なまでのスタッフの“こだわり”を見つけた。
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それはバスの中の広告が全て、『東京 BABY BOYS 9』の出演者に関する内容になっているということ。上田は「誰が気づくんだよって話ですけど(笑)、細部のこだわりが鬼ですよね」と優れた演出を称え、「(視聴者の皆さんが)2~3回観るときは小道具にも注目して欲しいですね」と呼びかけた。
この細かな演出に気づいていた視聴者もいたようで、SNSにはさっそく「バスジャックのネタのバスの広告に酒井電気センターの広告が……!w 凄いな……」「細かいこだわりが見えてワクワクする」といったコメントが到着していた。
(「東京 BABY BOYS 9」「東京 BABY BOYS 9 メイキング」より)